子守り役だったAIロボットヤン(ジャスティン・H・ミン)、そしてそのヤンを慕っていた娘のミカ(マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ)。ある日、ヤンが動かなくなってしまう。どうやら故障の原因は周辺パーツではなく、中心のブラックボックス内部にエラーが発生し、直すことができない。
メモリーに不都合なものが映り混んでいたら価値が下がると聞いたジェイク(コリン・ファレル)は仕方なくヤンのメモリーボックスを覗くのであった…。
重苦しい雰囲気から、いきなりテンポのいい家族ダンスバトルが始まり、超カッコイイ。
どうやらミカは養子なので、将来のことを考慮した両親がAIロボットの中でも中国系を選んだと示唆される。
なんやそれ…既に切ない…。
物語が進むにつれ、油断すると泣きそうになる…。
中盤から謎の女性エイダ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)とヤンの交流が発覚する。
「彼らが存在したから私たちがいる」ここでヤンがミカに語っていた"接ぎ木"の話が効いてくる…。
中古ロボットを購入したせいで、修理も受けることができないし、ヤンはすぐ壊れてしまった。
しかし中古とは言い方を変えると、長年人生を経験してきたとも取れる。
その記憶が現在のヤンを形成し、この家族にとってかけがえのない存在まで押し上げた…。
最期の展開はなるほど…。
いい映画を観ました。