SFサスペンスではあるが、荒唐無稽な演出を排除し現実感を大切にしたという点で良品といえるタイムトラベルもの。
馴染みのない俳優達がキャスティングされているせいか、海外連続ドラマ１シーズンの総集編を観ているような印象がある。
９年ごとの時系列に沿って話が進むので分かりやすく、主人公の刑事が年ごとにワイルドな外見になっていく演出が効果的。
殺伐とした物語ではあるが、ホロリとさせられるハッピーエンドがいい。
一つだけの欠点は、タイムマシーンがあまりにも安っぽい事。水槽式ってのは初めて見たけど、もう少し何とかならなかったのかな。
