ゆかち

2人のローマ教皇のゆかちのレビュー・感想・評価

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)
4.0
実話に基づく物語。
ジャケットから、お二人がどんな会話を繰り広げるのかと配信日から気になっていたのに、あっという間に長い月日が…(汗)

辞職しようと決意していたホルヘ枢機卿。
ベネディクト16世(ローマ教皇)に手紙を出していたものの返信がなく、直接会って辞任を伝えようと準備していたところに招待がかかり、会うことになります。

他愛ない会話から深刻な会話まで、二人が延々と語り続けます。静かにゆっくりと。
観ている私までも諭されているようです。


ローマ教皇はホルヘ枢機卿に辞めてほしくないどころか、なんと自分が教皇を辞任すると打ち明けるのです。
教皇が辞任するなんてありえないことで(実際には700年ぶり?)それを聞いて大反対。
大反対と書くと伝えたいことに語弊がありそうだけど、ローマ教皇はローマ教皇しかいないわけです。代わりはいない。唯一無二。
更には私が辞めたあとは、あなたになってほしいだなんて言われちゃうんだからそれはもう複雑な心境。
二人の思いや過去も、どっぷり浸って観ちゃいました。


演じるのは重鎮、アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライス。
ただでさえ歴史ものは好きで集中して見入ってしまうのに、二人が会話し続けるなんて聴き入る他ないよね( ˘꒳˘ )
この真剣さが続くのかと思っていたら、突然ファンタオレンジ片手にピザ食べるシーンが出てくるの(笑)そのシーンのやり取りが面白くて可愛くて好き♡
そしてラストもサッカー観戦しながらピザ🍕素敵な終わり方でした♡♡
ゆかち

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