2人のローマ教皇の作品情報・感想・評価・動画配信

「2人のローマ教皇」に投稿された感想・評価

rinrin

rinrinの感想・評価

4.1
遠い国の馴染みのない話をしてるかと思いきや、人間生きていく上で通るだろう深い問いを投げかけてくれるとんでもない映画だった。

個人的に感じたテーマは
犯してしまった過去の過ちへの赦し

対立していた2人が徐々にお互いを受け入れて、
互いに、また自分自身を赦していく

時に小競り合いながら、時に音楽で共鳴し合いながら、心を開きあっていく2人の光景がとても美しかった。

ピザのシーンはおじいちゃんたちがまるで少年のように見えて、
あー大人だって何歳だって、人間みなどこかに純粋な心を隠し持ってるんだな
って、なんだかキュンとしてしまった🍕
Momoiro

Momoiroの感想・評価

3.9
コメディ映画なんでしょうかね。
最初の電話の件からそうなのね。

現教皇と現上皇(名誉教皇)の実話をベースにフィクションも交えたお話。
保守派と改革派と考えは違えどこの2人のお爺ちゃんたちは 神の声が聞こえる人。
でも人には許しを与えれれるのに自分には後悔があるのね。だから2人が語り合ってると、それはさっきそっちが言った言葉でしょということになるの。
ドイツ人として当時は強制だったナチスの青年団にいた265代教皇と、アルゼンチンの軍事政権下での選択に悔も残す266代教皇。誰だって平和の中だけに生きてきたんじゃない。
サッカー大好きな266代さんが、民衆と共にバルで歓声をあげながら「ナチスの教皇」と現職に対する悪口に憤慨してバルを飛び出すシーンがありました。バチカンのお膝元イタリアだって日独伊3国同盟の敗戦国なはず。言った人間がどこの国籍かはわからないけど、そういうレッテルを貼り他人には厳しい人たち。そんな中でこのお爺ちゃん2人は人には癒しを与え自分に厳しい「綺麗」な人たちでした。

私の大好きNo.1の映画「ブラザー・サン・シスター・ムーン」の聖人フランチェスコの名を初めて冠したフランシコ教皇(日本ではこの聖人と区別するためにフランシスコと統一表記する約束なんだって)はこれも初めてのイエズス会派出身教皇だとか。
宮殿に住みヘリコプターで移動する265代さんと比較して古アパートに住み乗合バスで移動するという超庶民派。聖人フランチェスコと同じく「何もいらない。穏やかを」を象徴するような就任時の初スピーチの場面は本当に素晴らしかったです。

2人きりのシスティーナ礼拝堂でミケランジェロの「最後の審判」を前にこの2人の老俳優が語る長台詞が素晴らしかったね。幾つになってもプロフェッショナルな俳優さんが感動を与えてくれます。

あのスイス人だけがなれる衛兵のコスチュームの件とか最後(最初も)の飛行機チケットの話とか非常に人間味たっぷりのフランシスコ教皇が大好きになりますよ。
「壁をよりは橋を」そう、その通り。
世界最強の光属性魔法の使い手の物語

堅苦しくなくほっこりするけど同時に自分が今まで全く関わってこなかった世界が見れて1度で2度美味しい
ゆかち

ゆかちの感想・評価

4.0
実話に基づく物語。
ジャケットから、お二人がどんな会話を繰り広げるのかと配信日から気になっていたのに、あっという間に長い月日が…(汗)

辞職しようと決意していたホルヘ枢機卿。
ベネディクト16世(ローマ教皇)に手紙を出していたものの返信がなく、直接会って辞任を伝えようと準備していたところに招待がかかり、会うことになります。

他愛ない会話から深刻な会話まで、二人が延々と語り続けます。静かにゆっくりと。
観ている私までも諭されているようです。


ローマ教皇はホルヘ枢機卿に辞めてほしくないどころか、なんと自分が教皇を辞任すると打ち明けるのです。
教皇が辞任するなんてありえないことで(実際には700年ぶり?)それを聞いて大反対。
大反対と書くと伝えたいことに語弊がありそうだけど、ローマ教皇はローマ教皇しかいないわけです。代わりはいない。唯一無二。
更には私が辞めたあとは、あなたになってほしいだなんて言われちゃうんだからそれはもう複雑な心境。
二人の思いや過去も、どっぷり浸って観ちゃいました。


演じるのは重鎮、アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライス。
ただでさえ歴史ものは好きで集中して見入ってしまうのに、二人が会話し続けるなんて聴き入る他ないよね( ˘꒳˘ )
この真剣さが続くのかと思っていたら、突然ファンタオレンジ片手にピザ食べるシーンが出てくるの(笑)そのシーンのやり取りが面白くて可愛くて好き♡
そしてラストもサッカー観戦しながらピザ🍕素敵な終わり方でした♡♡
umakoron

umakoronの感想・評価

4.1
久しぶりの当たり映画

神に仕えども
革新派と保守派でベクトルが違う2人

毛嫌いしあっていたが
娯楽を共にするまでに
打ち解けていく

カトリックの歴代トップ2人の
友情物語を最高のセットと舞台で
再現したフィルム

歴史に翻弄され
それぞれに消せない懺悔と苦悩
立場ゆえの孤独

その言葉の重みは流石であった

ローマ法王

遥か彼方の存在も
一皮剥けば
普通のご老人達であることが
垣間見え、勝手ながらの親近感が
この映画の面白さに繋がっていた
Kagotani

Kagotaniの感想・評価

3.8
演技が素晴らしい。
2人が話しているだけなのにずっと見ていられる。
自分の生き方を示してきた人の言葉は良い。
kura

kuraの感想・評価

4.2
宗教的な観点が強いのかなと思いながら視聴。
シンプルな会話だけで進んでいくのがすごい。
宗教的な話もありつつ、ジョークを交えた2人の会話を中心に、立場ではなく人として告解を通して続いていく後半から最後のエンドロールまでが良かった。

「涙を流すなら、嬉し涙でありますように」
「私には責任はないと無関心を貫くのですか?誰も責任を負わないのなら 皆の責任です」
h

hの感想・評価

3.8
信じる心が強ければ強い程、それを曲げるのはそれまでの自分の生き方を否定してしまうようで、簡単なことではないのだろう。
でも人生は変化に満ちていて、変わることは妥協ではない。

「涙を流すなら、嬉し涙でありますように」
しゃん

しゃんの感想・評価

4.0
笑えて、考えさせられて、泣ける。

二人のやり取りにはクスッと笑えた。
そして心が温かくなった。

罪を背負い、それでも教皇となったベルゴリオの言葉には、心にグサグサ刺さってくる強さと、それでも包み込む優しさがある。

私も無関心のグローバル化にのまれないようにしないと。

不思議なカメラワークが何箇所かあったけど、「シティオブゴッド」と監督、撮影が同じだと知って納得。特に、ベルゴリオが教皇となってあちこち飛び回る場面なんかも、画面の雰囲気や音楽など独特で大好き。

脚本は、大好きな「ウィンストンチャーチル」とか「博士と彼女のセオリー」、「ボヘミアンラプソディ」と一緒の方だった。

きっとこれからも何回も観る。
イギリスが誇る名優アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライスが、戒律に厳格な前教皇ベネディクト16世と、その継承者で現教皇の市民派ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿を好演。スキャンダルで窮地に陥っているカトリック教会において、どのようにして協会の威厳、信者を維持するのかを二人の両極端な枢機卿の駆け引きから描き出す。実際のバチカンでロケを行ったため、背景だけでも見ごたえ十分。とくにシスティーナ礼拝堂の天井画はやはり素晴らしいなあ。変化の厳しい時代、境界も改革が求められているんだなあ。
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