Amazonのおすすめに出てきて、日本菌類研究所のイチ所員としても、きのこの山派閥としても当然鑑賞。
冒頭、タイムラプスのめくるめくきのこたち。
その個性溢れる振舞いを見るだけでも愉しい。
TEDでも講演するきのこおじさんスタメッツを縦軸にきのこの45億年史が語られるわけだが、その道中「サイケデリック」要素は不可避。
だってきのこにはその一面もあるしね。
いやむしろ、このサイケ要素がこの映画の本題ですらあるのだが、そうなるとすぐ「合法か違法か」で思考停止することにオレは与(くみ)しない。シロシビン(MMの主要成分)の医学的効能を謳うプロパガンダもこの映画は含むが、
別にいい。大いにプロパガンダしてくれ
いいじゃないか、なにが問題なの?という寛容な立場をオレは執る。そんなことよりこの映画内で語られる(とあるきのこが持つ)「神経成長因子の発見」こそ重く受け止めた方がいいでしょう、人類としては。それと人類の脳肥大に一役買った説には一筋の説得力がある。
そんなこんなで鑑賞後、夜な夜な冷凍庫からしめじを取り出しフライパンで煎り、バターで炒め食す。全くキマらないが、いつも通りとても美味しゅうございました🍄