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BURN バーンのJIZEのレビュー・感想・評価

BURN バーン(2019年製作の映画)
3.3
アメリカの田舎町を舞台にガソリンスタンドでの現金強奪事件に端を発して次第にとんでもない事態へなだれ込んでゆく様が描かれる。おもに"普段は地味で目立たない人間が、窮地の状況下で主導権を握った場合さてどうなるか…"が、かなりの心理描写を織り込み辛辣に描き込まれている。また分岐要素もおおくて各シーンで主人公がこうしてれば、ここまでの無意味な大惨事にまで燃え上がらなかったんじゃ…感は否めない。主人公の女の突発性かつ無能感が、強盗犯以上のサイコパス性を秘めていたのは明白だが。。ガソスタへの様々な来客たちも物語に厚みを与える。もう少しガソスタを飛び出す展開を期待したがワンシチュエーションならではのご愛嬌か。とくに前半の登場キャラの立ち位置が変わるくだりは喜劇をみているようで、シナリオのコント感は十二分にあった。
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