雨宮はな

ビクター/ビクトリアの雨宮はなのレビュー・感想・評価

ビクター/ビクトリア(1982年製作の映画)
3.0
見事なショウシーンと「性」とは何かをこの時代に考える作品であったことに評価点が置かれる作品。

個人的にはミュージカルらしくないミュージカル映画でした。
音楽の作りやミュージカルシーンの作り方はばっちりミュージカルなのですが、ショウシーンにしかほぼミュージカル要素がなく、「いきなり歌いだすのは嫌い」というタイプがミュージカル慣れするにはほどよいかもしれません。
尺の長さもそんなに無いし。

『サウンド・オブ・ミュージック』や『メリー・ポピンズ』の印象がどうしても強く”こどもの面倒を見る”印象のある女優さんなので、ジュリー・アンドリュースが「ひとりの女性」を演じる作品を観られて良かったです。
彼女は男のとなりにいたり、ベッドにいるときよりも舞台の上にいるときのほうが魅力的だと感じました。
雨宮はな

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