BOB

ビクター/ビクトリアのBOBのレビュー・感想・評価

ビクター/ビクトリア(1982年製作の映画)
3.8
ブレイク・エドワーズ監督のミュージカルロマコメ。

1930年代パリ。失業した女性ソプラノ歌手ヴィクトリアが、ゲイのキャバレー歌手と手を組み、女装したゲイ歌手ヴィクトルとしてナイトクラブで成功するのだが、、。

"Le Jazz Hot"♪

とにかくジュリー・アンドリュースが素晴らしい!歌にダンスに、圧巻のステージパフォーマンスを披露してくれた!彼女の美声なら本当にワイングラス🍷が割れそう。メンズルックな衣装もとても男前で惚れ惚れした。パンチも痛快!

これは設定勝ち。〈"女のフリをした男"のフリをした女に恋した男〉というシチュエーションがもう面白い。もしかして俺は本当に男に恋してしまったのか?と困惑する、マッチョなジェームズ・ガーナーも可笑しかった。

ガチゴキ、杖で逆立ち、和風オペラ。

・ジュリー・アンドリュースは、4オクターブの声域があり、男性テノールから女性ソプラノまで滑らかに移行できるらしい。
・1982年度のオスカーは、本作、『トッツィー』『ガープの世界』と、性別転換を題材にした3作品から、4人の俳優がノミネートされた。

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