剣々

ガネーシャ マスター・オブ・ジャングルの剣々のレビュー・感想・評価

3.5
象牙を狙う密猟者に鉄槌を!

ムンバイで獣医として働く心優しき青年ラージ
母親の10回忌の知らせを受け、父との確執から長らく帰っていない故郷へと向かった
父や幼なじみが経営する象の保護区に帰ったラージだったが、そこに象牙を狙う悪しき密猟者の魔の手が迫っていた…

アメリカからチャック・ラッセル監督を招いて作られたインド映画
その分インド映画らしさも少し控えめかも
MVみたいなシーンはあるけどダンスシーンは本編にないの、で慣れてない人でも観やすいと思いますよ
その分エンディングでちゃんと踊ってくれます笑

雄大な自然や力強く可愛らしい象たち、美しいヒロインにも注目な本作
しかしなんと言っても見どころはラージを演じる主演のヴィドゥユト・ジャームワール!
心優しい獣医でありながら古武術の達人という役柄にぴったりな鋼の肉体と甘いマスクの持ち主です
力強くしなやかで時にダンスの様な軽やかさを持つアクションに注目です!

前半父親との仲直りを中心とした人間模様は少し退屈でもありますが、中盤からは密猟を絡めた復讐モノの様相を呈します
シリアスな雰囲気もありながら華麗なアクションも混ぜつつテンポよく進むので楽しみやすいです

ストーリーは結構オーソドックスでわかりやすいですね
また人間が象牙製品を欲しがるから密猟もなくならない、需要を無くせば象の命も救えるというメッセージが込められてます

密猟への警鐘と親子愛がを込められたアクション作品でした
剣々

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