Yoshishun

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のYoshishunのレビュー・感想・評価

3.9
短評

コロナ禍で公開された映画クレヨンしんちゃん第28作。映画としては久々に原作をモチーフにした作品だそう。

近年のクレヨンしんちゃん映画の中では『ロボとーちゃん』の次に完成度が高かかったと思う。クレヨンによる色彩豊かな世界観がクレヨンしんちゃんというイメージとマッチしていた。時折、しんのすけの輪郭の太さがクレヨン並に不揃いになるのが、クレヨンの世界に取り込まれたようで不気味。

何より最近の作品と比較してもゲストキャラがちゃんとそれぞれの役割を持って活躍するのが嬉しいところ。ブリーフもニセななこも、そしてまさかのぶりぶりざえもんも最後の最後まで正義の味方としてしんのすけをサポートしていく。別れ際の涙は『ヘンダーランドの大冒険』を彷彿とさせる。

確かに設定もブッ飛んでるし、展開も意外と早かったりするが、細かな突っ込みどころを感じさせず、勢いを感じさせるハイクオリティーなクレしん映画でした。
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