きりん

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のきりんのレビュー・感想・評価

4.0
キャストが変わる前ぶりに見た超久しぶりのクレしん。見るキッカケはラブライブ!の監督である京極尚彦監督がメガホンを取ると聞いたから。
結論を言うとクレヨンしんちゃんのくだらないけどつい笑っちゃうギャグテイストはそのまま、こちらもラブライブ!の藤澤慶昌さんの豪華な劇伴に、京極監督の壮大でテーマをしっかり伝える脚本がお見事。定番のオトナ帝国やアッパレ戦国は多少思い出補正もあると思うが、それと肩を並べるくらい映画でやる意味のある内容だと思った。
大人も感動するという表現はあまり好きでは無いが、むしろ子供より大人の方が経験が多いから色んな目線で見られるし、この作品も"純粋な子供心を大切に"という親目線だったり、自分の子供の頃に重ねるなどして感情移入ができる作品だと感じた。時にオトナの対応をシニカルに切り取るところも時世を反映していて面白いなと思った。
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