アロユニ

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のアロユニのレビュー・感想・評価

4.1

「お助け料100億万円。キャッシュレスも可🐽」


大切なものがたくさん詰まった良作✨

先日の『ロボとーちゃん』があまりにも良かったので、フォロイー様方の評価が高いこの作品をチョイス。


"落書き"を原動力とした王国が舞台のファンタジックな世界観で、全体的に優しいタッチが印象に残る🎨

子供たちの夢や希望、自由な発想が詰まったラクガキ。ここにスポットをあてるというのが、既に勝ち確なアプローチ。ラクガキ、転じて自由を大切にしようというメッセージが感じられて、終盤の"やっちゃえば?"な展開にも感動した✨


大人はすぐに否定する。文句を言う。「なぜ効率よくクレヨンを使わなかったのか」と、救ってもらった恩も忘れて、しんのすけやユウマ君を非難する。

子供はもっと純粋に、直感的に生きている。仲間との友情、家族への愛情にもっと素直である。「世界よりママを救う」彼らを、誰が責めれるというのか。


ラクガキ文化の復興という、一見アナログな価値観に偏っているように見える本作だが、タブレット端末を愛好するユウマ君が象徴するように、デジタルな世界の中でも大切なものは変わらず存在していることを平等に描いているのが上手い👍

コロナ禍公開ということも踏まえると、閉鎖的な時代の中で、自己を解放できるラクガキに子供たちの未来を託しながら、同時にデジタル社会の到来を前向きに受け入れる本作の懐の深さよ✨


"ほぼ四人の勇者"の真意を探るのも楽しい。誰が数えた勇者なのか。いやはや、このタイトルは秀逸すぎる🤔✨


独特のテンションでやや歯切れの悪いカット割に序盤は抵抗感があったが、そもそもの世界観がユニークなので、時と共に気にならなくなった。

BBざえもん先生がやっぱ秀逸。5歳児にとっての"救いのヒーロー"って、大きな存在だよなー。そして、"ほぼ"ナナコの自己犠牲に涙🥹

「シンチャン、スキヨ💜」
アロユニ

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