MaruyamaRyo

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のMaruyamaRyoのレビュー・感想・評価

3.5
子供を完全に狙いにいっていた。子供向け映画なので、本来当たり前だが、大人に媚びる要素は少ない。でも昔のプリンセスとかスパイとかより面白く、涙を流させる対象も子供に絞ってるのが良かった。

自己犠牲と集団行動を描いていて、ザ・日本映画という感じがした。それだけでなく、日本人の嫌なところもちゃんと出ていて良い。たまたまだと思うがこの新型コロナの状況にマッチしている。

キャラが大量に出てくるが、殆ど活躍しないのが残念。最初にクレヨンをしんのすけにあげる画家も序盤だけで、敵幹部とかめちゃくちゃ気になるデザインだったにも関わらず、何もせず。
臼井儀人の原作漫画を元ネタにしたようで、それも読んだが、その中の1アイデアを使って映画にした感じだった。この原作から取ってくるやり方、これからも出来るなと思った。

音楽も映像とマッチしていて良かった。最後のシーンで歌う曲は、ジブリ?パプリカ?にも近いものがあったかも。トランスしてる。

ぶりぶりざえもんが約20年ぶりに映画で喋り始めたのは嬉しい。相変わらずクズ。救い料の支払いはキャッシュレスも可。次も楽しみ。
MaruyamaRyo

MaruyamaRyo