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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のeのレビュー・感想・評価

3.9
“自由な”ラクガキの線をエナジーにして空に浮かぶ「ラクガキキングダム」。
この設定が魅力すぎた。
ゲームやレジャー施設、現代の子供たちの遊びがバラエティにとんでる現代、ラクガキする子供が減ってしまい、王国を支えるエネルギー源が不足していく…風刺とロマンが入り交じり自分的にとても魅力の作品。

絵ならなんでもいいわけじゃなく、”自由”から生まれるラクガキなのがいい。
自由な発想=ラクガキとは限らないけど、パースや配色・人に見られ評価されること、諸々の邪念をとっぱらって描いていた幼少時代を思うと、ラクガキにフォーカスした設定は天才に思う。

しんちゃんが生み出したラクガキななこお姉さん、とても素敵。
「しんちゃん、好きよ」が言葉だけでなく行動で伝わる感じ、純な想いから生まれただけありいとおしいの塊だった。
ぶりぶりざえもん、二日目のブリーフくんも準主役級。
みんな”ラクガキ”であることを忘れさせない最期、やはりずるい(涙)

ラクガキについて、最期デジタルツール出してきたとこ良かった。
極限状態の大人の身勝手さも伝わる本作だったけど、決して子供の芽を摘んでる世界でもない…。いろいろなモノが生まれすぎて、気づきにくいだけかもしれない。

春日部の子供のたちの実際のラクガキが登場するのも賑やかで楽しい!こういうご時世にご当地”総出”の元気な映像みれて元気でた。

先月の観賞から感想が遅くなってしまった。コレからずっとクレしん映画ばかり観てる🖍
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