くぅー

劇場版 そして、生きるのくぅーのレビュー・感想・評価

劇場版 そして、生きる(2019年製作の映画)
4.1

my映画館2019#93 > 我が地元の盛岡市もロケ地になってる、WOWOWの📺️連続ドラマ5話・・・その劇場編集版で、ドラマを全て見た上での鑑賞は個人的に初めてで、貴重な体験ができて、思い入れの強いスコアになってます。

そんな本作は、幼い時に両親を亡くした瞳子と清隆、二人の運命のドラマで・・・東日本大震災のボランティアで出会い、恋に落ちた二人、そこからの紆余曲折の展開が見所。

そう、次々と生死を意識させられる悲劇が降りかかる流れを久しぶりに見た気がするが、タイトルがタイトルだけに大いに納得で・・・インパクトのある編集も可能なのだが、優しい音楽とタッチで月川監督は見せて行く。

そんな劇場版は、ドラマ版より圧倒的に瞳子のエピソードがメインになっていて、途中もバッサリとカットしてたりと、時に唐突に感じるだろうが、いい感じにまとめられていて・・・もっと深く感じたい方には、やはりドラマ版もオススメしたい。

なお、俳優陣では、まずは有村架純・・・母親役も経験し、かつてない熱演ぶりだったかと。
対する坂口健太郎も、気持ちが揺れまくる役を見事に演じ切ってます。
さらには、光石研に岡山天音に、萩原聖人に南果歩らの芸達者のサポートにニンマリし・・・そんな中で、知英(ジヨン)の好演が収穫でした。

最後に、我が盛岡のシーンは前半に多く、告白やデートの場所は割とマイナーなポイントで、そこを使うのかと感心し・・・エンドロールの映像はドラマ版とは違ってますので、見比べるのもありかも。
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