階級制度の厳しさが良く描かれていたインド映画です。
観光客相手に写真を撮りながら借金を返す事に必死な男と、家族の重圧の中勉強ばかりで、結婚相手さえも自分で決められない女性との出会いを中心とした話です。
随所に貧富の差や階級制度を感じ、裕福であっても何一つ自分の意志さえ言えず暮らしている女性と、貧しくても自由に生きる人たちのどちらが本当に幸せなんだろうと考えさせられた作品でした。
写真屋さんがどんなに良い人でも多分、結局二人が結ばれる事はないんだろうなぁと言う感じでちょっと寂しさの残る作品でした。
「めぐり逢わせのお弁当」を作られた監督の作品みたいで、前作同様インドの様子が良く分り、優しさが感じる作品だと思います。
