地球最後の恐竜は、自分が最後の恐竜だということを知っていたのか🦕🌎
そんな問いの答えを探しながら、バカンスで訪れた島で、地球最後に一人取り残されても平気なように訓練をする主人公サム。その島でサムよりも不思議なテスという少女に出会う。
島ならではの美しい風景、海や草原、灯台の明かり、広い水平線が映画全体を包み込む。本当に美しすぎる画作り。
哲学的で普遍的な人生の深い問いを少年の視点で純粋に描き、それに周りの人物が少しずつ答える行動をしていく。何より、少年の語りがとても味があり良い。
穏やかな深い海のような映画、と言いたいところだがなんせこの映画80分。哲学的で余韻の残るような内容なのに、展開の速さはジェットコースターなみ。ボーッとしていると展開についていけなくなるくらい、次々と物事が起こり続ける。
もう少しゆったり進んだ方がいいのでは?というぐらいあっという間の80分です。