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きっと、またあえるのkのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大号泣とまではいかないけどほろっと涙が流れる作品。

受験に失敗した息子が成果が出せなかった自分は負け犬だと思って自殺未遂をしてしまう。

だけどなんでも出来ると思っていた父親も実は昔は負け犬だった。
息子を勇気付けるために大学時代の仲間を集めて昔話に花を咲かせる〜みたいな展開なんだけど。。
ベタそうで意外と次の展開が読めない!


寮の価値を決める全寮対抗のGCという競技大会。
いろいろな作戦により、アニを含むH4寮のメンバーもなんとかH3寮にあと少しのところまで追いついて、最後の3試合となった場面でもこの展開は負けてしまうのか、、?いや、、実は勝って成功体験を息子に伝えるのか?とか色々推測するんだけど予想通りにいかないのがインド映画の面白いところかも。

最後はあと一歩のところで負けてしまうんだけど、それまでずっと負け犬だと馬鹿にしてきたH3の人たちからも素晴らしい接戦だったと拍手が生まれるほどH4は生まれ変わっていた。

GCの結果で負け犬の烙印を押されてたんではなくて、どうせH4なんだから勝てるわけがないという諦めて本気にならなかったことがいけなかったんだと。本気で戦えば結果は出なくても誰も馬鹿にしない。

人生は勝ち負けでも成功や失敗でもない。
その過程において本気を出したのかどうかがいかに重要かわからせてくれた。
そして本気を出して負けた時、側にそれを分かち合えたり、支えてくれる友人や家族がいれば何も怖くない。

わかってるようで改めて言われるとジーンときてしまう。
自分の子供がこれから受験だったり、何かに失敗した時に見せてあげたい映画。
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