このレビューはネタバレを含みます
生きることを全肯定してくれる映画。
男子生徒が多い工科大学の寮が舞台であるゆえに、ホモソーシャル的気持ち悪さ(理不尽なしごきなど)があるのではないかと身構えて観た。しかしその心配はほとんど杞憂といってよく、バランスよくできていたように感じた。
タイトルの引用(?)元である『きっと、うまくいく』の導入の方がその点はキツかったかもしれない。
「へべれけ」がかっこよくて、ああいったキャラが好きなので観終わったあとはその話ばかりしていた。
やはり、邦題はよくなかったと思う。『きっと、うまくいく』を観た人に観てほしい映画なのはわかる。しかし舞台は似ていても異なるテーマを扱っている。パチモン感を漂わせる邦題は本作品に失礼。