Koshii

きっと、またあえるのKoshiiのレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
4.1
このインド映画、最新にして最強!!!

「きっと、うまくいく」と同様の大学の寮を舞台に起こる数々の珍騒動。友情あり、笑いあり時には涙ありインドのコメディ映画ならではのコミカルダンスシーンありでボリューム満点でした。時間軸は現在で、大学時代の回想シーンにより、現在の伏線も回収していく。この点においても「きっと、うまくいく」と同様で非常に良く作られた展開となっていました。(きっと、うまくいくと関係は全くないんですがね、)


何とも皮肉で悲しい事件でした、アンニ役スシャント・シン・ラージプートさんのご冥福をお祈りいたします。

以下ネタバレを含みます、、










主人公の息子が受験に失敗、思いつめ自殺を図る。なんとか一命を取りとめたが頭に重い損傷が残る。緊急入院した彼の横で主人公が自分の過去を語り始める。
息子の容態がこの映画におけるメーターとなり、成功、失敗、挑戦、転機といった様子が描かれ進行していくため、非常にストーリーがわかりやすく、先の展開が見えそうで見えない、良い塩梅を常に保てていて素晴らしかったです。この映画を飾るのはなんといってもその仲間との出会いです。負け犬として出会った彼らが、逆転勝ちを狙って、努力していく様子は真剣で時に笑えます。作中の「負け犬になるのは敗者ではなく努力しなくなった時である。」このメッセージは胸に響きました。
Koshii

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