春賀

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズの春賀のレビュー・感想・評価

4.0
『毎日どこかですれ違ってるんだろうけど、俺が気付かない』
冒頭ら辺でノエルとの今の関係についての言葉なんですけど、「あーリアムだなー」っていうのをすごく感じました。
リアムの言葉の端々に詩人な面、哲学家な面を感じ、「そういえば、この人、良い歌詞書くんだったわ」とハッとします。

これは本当にリアムがもう一度リアム・ギャラガーになるまでの話で、我々が天下無敵のリアム・ギャラガーを求めているようにリアム自身もリアム・ギャラガーを求めていて、しかも今もさらなるリアム・ギャラガーを求め続けていて、観ているファンとしては頭が下がる思いです。

個人的にはBeadyEyeを無かったことにしてくれなくて、本当にありがとうって感じでもあり、もう一回解散を見せつけられて悲しくもありました。

ドキュメンタリー映画として見たら、蛇足が多くてやや冗長なところがあるので、作品の出来の良さなら「スーパーソニック 」の方が上ですね。でも、リアムを摂取したい人にはお勧めです。
春賀

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