このレビューはネタバレを含みます
妊娠中絶、人種差別などアメリカの社会問題はもちろん、父親の威圧的な存在感、それを受け継いでしまったような息子の一方的な態度、SNSでの誹謗中傷、DV離婚など、ネガティブなトピックが多かった。
けど、エミリーとルーカスの出会いやルーカスと父親の再会あたりから好転していって、最終的にはリアリティもありつつ少し前向きな気持ちになれる感じの映画。その絶妙なリアルさが刺さるんだと思うし、自分の普段の家族やパートナーへの態度を省みるきっかけになる映画かなとも思う。
個人的に1番印象的なシーンは、父親が「悪魔でも怪物でもない、ただの人間だった」みたいな内容の発言をするシーンかな…
父親の変化を表すセリフだったし、このセリフだけじゃなくて映画全体を通して家族に対する考え方が深まった気がする。
他の方も書かれてる通り、色使いがとても美しくて、夕方のビーチに行きたくなるような映画でもあった😮💨
