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WAVES/ウェイブスのtsuyocinemaのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
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メモ※感想未完



フルメタルジャケットみたいなレスリングの訓練
黒人が主人公だがアニマルコレクティブ。
人種への固定概念がないdopeみたい
美味い、空、主人公の部屋、家の外壁、夜のドライブの車内のブルーライト、レスリングの競技場、服、あらゆる青の使い方が素晴らしく、美しい!青みがなるようカラーコントロールと加工、光の調整をしてる感じ。そして何かしらの意図をすぐ感じる。
(差し色で所々入っている、対照的な意味を持つ赤も緑も中立的な感じかな)
主人公の部屋はどちらの色も!
家族ムービーとしてヘレデタリーとも共通項が!

家族でダイナーは赤い窓枠
母と妹ら赤み
父と主人公は青

彼女の生理の遅れがわかると同タイミングで

高校最後のシーズンに選手生命を脅かすケガが発覚!痛み止めで誤魔化してたのが悪化。

打ちひしがれるのはわかるが飲酒運転あかん!
なんか不穏な音楽なってるし!
そこでチラリと白人警官が黒人を尋問。
からの自暴自棄オナニー!そしてハンバーガーを風呂で食う!

父は高圧的でマッチョ!the家父長!
厳しくするのは親の義務。
父も縛られてる。
人種、過去の環境、親であること…

タイラー負けた後、ロッカールームでの彼を見限った視線の外し方…よくない。
それに母と父の口論時には怪我を黙ってた彼を責める父…

鎮痛剤ジャンキーになってるタイラー。
メッチャ粘膜でいってるじゃん。

どん底のタイラーと彼女が海でキスするシーンの彼女のマニュキアの鮮やかな朱赤!そして稲妻!

産婦人科はガッツリ赤い椅子。
その時にタイラーも赤い服。
彼女は青い服。
産婦人科で反中絶プラカードを掲げる女性はタイラーにニガーと。

中絶を中断した女子の気持に寄り添えず、キレまくってファックユーの嵐。

仲間と夜遊んでラリってバッド入った後なテンション上がる。
赤は彼にとって悪いことが起こる。
青みががかってたた映画全体のルックが赤くなる。画面に対して赤の使われる割合が増えていくとかも素晴らしい!色彩で表現するのがうますぎる。極点は赤目か。

ラップはタイラーの心情が荒れてる時に使う。
継母だったのか…
リリックが上手く心象表現表してるなぁ。そして字幕でリリック出るのが英語わからない日本人には嬉しい。
タイラー以外でとdjが描ける曲、BGM。
父親にキレてから

赤目がクライマックスでヤバイ!画面も赤!
殴ってからのスクリーンサイズが変わるのとかもスゲーな!
彼女はタイラーの妹さんに優しくしてたじゃん。

文字通り音楽が雄弁。
音だけでもリリックも込みでも映画の状況説明、登場人物の心象風景の説明に使う。
登場人物によってもジャンルも変える。

あざとくなくて本当クールに感じるんだが、英語圏の皆さんはどう感じるんだろ?

青と赤の多様…パトカーだったのか…


だめな面影ラッキーホールの俺のせいで甲子園に行けなかった夏。
高校生の怪我による転落、妊娠、それによるイザコザ、陳腐だねど最悪の事態。

加害者家族もSNSでガンガン叩かれることによる妹の凹み。

妹も白人男性といい感じに。
ただし、全然ジャックスではなく文化系(たしかにヴァンパイアウィークエンド好きそう)な感じのナヨっとした感じ。レスリング部だけど。
そして周りのやつを気にせず妹を評価するいいやつ。

兄は寛容さがなく失敗してるが、妹と妹の彼氏は寛容さがある。
緑が多くなってきた?妹のテーマカラー?
同じ水や木でも、緑が強い。
妹はアニコレ好き。
親との関係性も共通項。

色や音楽によるサジェスチョンがあるからヒヤヒヤしたりしちゃう。

父と妹の話で冒頭で教会で話した聖書の一説。
強い憎しみは人を破滅させる
愛は全てを覆う

聖書的なテーマが兄と妹の物語が教訓の証左として機能しているのかな?同一項があっても兄と妹て違う。

家族をリジェクトした兄、彼氏の父を看取る場面で自身の家族に想いを馳せコミュニケーションを取る妹。
愛だね…愛…とか感想を思ってたらさレディオヘッドが真実の愛とか言っててさ、やべーと思ったよ。
冒頭の牧師の言う愛はキリスト教、黒人の信仰の深さとか余計なノイズあったけど、ピュアに愛が染み入ったよ。


色の持つ意味を調べたい。
そしてパトカー。過ぎ去る…

一番音楽の使い方はレディオヘッド使い!!!


何このオシャレな映画!映像技法、映像がまた印象、音楽、色彩、メッセージの構成の仕方、MVのようであざとくない…
超絶音楽好きな監督じゃね?
エンドロールのリリックが映画のテーマや起こった事象も、やってた技巧も、観客が持ち帰るべきものも表してるなぁ!
くぅーーー!!!悶絶っす!!スゴイ!!
エンディングの色彩の交わりも最高!!

自己開示、他者を需要、寛容になるためマッチョ的な感じを克服する愛。
ご指摘されそうなワードですが、男も辛いよ的な面も。
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