お腹いっぱいアクションと騙し合い。
2部作の前編かつ3時間の長丁場というボリューム感。
ファットなカロリーの濃厚エンターテイメント。
自我を持ちながら暴走せず、不敵に見守る正体不明の「それ」。
デジタルなネットワークを自由に行き来する「それ」から逃れるために、アナログへ逃げ込む人間の回帰性。
ロシア、アムステルダムからアブダビ、ローマからベニス、オリエント急行。
名作映画をなぞるような、華々しい画変わりの連続。
アクションにアクションにアクションを繋ぐストーリーとアクション。
これぞ古き良きハリウッド映画的、超豪華ショウビズの帰結点。