BK477

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのBK477のレビュー・感想・評価

4.1
魔法のようなハイテクに対抗できるのは、ローテクしかない。

馴染みのある所で言えば「デモリションマン」や「ダイハード4.0」のようにハイテクvsローテクというテーマはこれまでも何度かスクリーンでは描かれてきた。 しかし2023の最先端問題であるA.I問題によって、このテーマは私達が今まさに感じている危機とリンクしており、極めてタイムリーに感じられる。やっぱりハリウッドの最先端の脚本というのは、いつも時代の潮流を汲んでいる。(これは前田有一氏の受け売り)

だから、後年になって映画を見ればその時代を感じられる。
あと何十年かしたとき、その世代の人が本作を見ることによって、「この時代はこういう危機感があったんだな」と学ぶことができる。

アクション面では、カーチェイスや列車上でのアクションなどシチュエーションだけで言えば何度もスクリーンでは登場した場面だが、そこにひとつまみのアクセントと、CGかどうか見分けがつかない撮影、カメラワークにより見応えは十分。

新たなキャラクターでは、MCUのペギー・カーターでおなじみヘイリー・アトウェルと、おなじくマンティス(!?)役でおなじみポム・クレメンティエフの二人は、どちらも印象的でよい。
特に、マンティスの女優は最後までマンティスだと知らなかったぐらい、全く別人の印象。とってもクールな悪役でよい。
本作の女悪役パメラは、しょうじきメインヴィランのガブリエルを食ってしまっていた。
予告編の時点で感じていたが、やはりガブリエル役のイーサイ・モラレスは役不足で、トムのライバルとして全然釣り合っていない。
(M:Iシリーズの難点でもある。前作の悪役"だけ"が唯一良かった)

クレメンティエフの素晴らしい女悪役は、ジョン・ウィック2のルビー・ローズを彷彿とさせる大活躍で、彼女の今後の役柄に大きな影響を与えそう。(たぶん、悪役増えるでしょw)

M:Iシリーズの最終作とウワサのパート2では、今度こそ宇宙に行くのか!?期待。

余談
今作のヒロインも、またまたまたまたトム好みの女性だよな~
目と眉がキリッとしてて、鼻がツンとして、
ニコール・キッドマンからずっとみんな似た顔立ちだよ。性癖出すぎ笑
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