ラフター

コリーニ事件のラフターのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
4.5
登場人物の性格や演出が臭かったり浅かったりするのを除けば、良い話だった。
「そういう時代だった」で片付けたい人間の気持ちもわかるし、「そういうわけにはいかない」と思う人間の気持ちもわかる。
「君は遅く生まれた恩恵を被っている」 ってセリフがあるけど、まさしく、今の時代の人間が以前の時代の人間より、より倫理的でいられるのは、今の時代の人間がより高等な人間なわけではなく、「そういう時代に生まれたから」という幸運でしかない。
それで過去の行為が許されるわけではないけど、正直、生まれさえ違えば誰だって罪を犯す可能性があると思う。
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