たろたろ

コリーニ事件のたろたろのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
4.2
すごく良かった。ストーリーは奇想天外さはないけど、まさに映画のお手本のようで完成度がかなり高い。もっと有名になっても全然いいと思う。

法律とは何か、正義とは何か、を問う映画。憲法学者の木村草太が絶賛してたのもわかる。法律に関心のない人でも、序盤から徐々に引き込まれていって、見終わった後には解決されるべき問題を考えざるを得なくなる。
ラストが悲しい。でも、コリーニにとっての正義が裁判中の黙秘でありこのラストだったのだとは思う。自分1人ではどうしようもない社会が相手だからこそ、黙ることだけが正義だったのかも。

個人的にワイルドな助手の女の子がすごく好き。

最後にちょっとウンチク(?)。知ってる人多いかもだけど。
映画中で凶器に使われたワルサーp38はww2でドイツ軍がよく携帯してた拳銃で、日本ではアニメのルパン3世が愛用してる拳銃。僕はこれがカッコよくて惚れてしまいモデルガン買っちゃった。この映画では犯人の凶器でちょっと残念。
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