爆裂BOX

グレーテル&ヘンゼルの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

グレーテル&ヘンゼル(2020年製作の映画)
2.3
口減らしに母親に追い出された16歳の少女グレーテルと8歳の弟ヘンゼルは森の中に迷い込み、一軒の家に辿り着く。そこには豪華な食事が並べられ…というストーリー。
ゲオ先行レンタルでリリースされた「ヘンゼルとグレーテル」を基にしたダーク・ファンタジーです。リメイク版「IT」のベバリー役ソフィア・リリスが主人公グレーテルを演じてます。
話は兄妹を入れ替えたくらいで元の童話に比較的忠実に進みますが、ホラー的な盛り上がるシーン等なく終始平坦に進む作品でしたね。最初の狩人の家で追い掛けてくる白い禿頭の男のシーンなどはホラー的でしたが盛り上がる事もなく、森の中にある魔女の家についてからはグレーテルが家事をしたり、魔女の修行受けたり、ヘンゼルが斧で木を切ったりするシーンが続くだけで盛り上がるシーンや展開がなかったですね。後半魔女が本来の姿で現れ、グレーテルが自分達が食べ続けていた豪華な食事の本当の正体知る所は悪くなかったですが。グレーテルとヘンゼルの年齢や立場入れ替えた意味もあんまりなかった気がしますね。
逆に終盤の展開は駆け足すぎな気がしますね。魔女も呆気なさすぎ出し。グレーテルがヘンゼルと別々の道を歩む決意や、喰われた子供たちの魂が開放される所や、不穏なラストは悪くないです。後、結構お金かかってるのか、映像美やCGも綺麗でしたね。
短髪でボーイッシュなグレーテルはソフィア・リリスに合ってたんじゃないでしょうか。魔女の真の姿役でジェシカ・デ・ゴウが終盤に登場します。
個人的には冗長で盛り上がりに欠ける作品だったなという印象ですね。オススメはしないです。