【「愛がなんだ」レベルの期待値で観たが(Netflix配信初日の感想)】
苦味成分が多めの恋愛映画は好きなんです。「キッツいなぁ」とか、身につまされる場面を見せてくれたら楽しいんです(「愛がなんだ」にはこの魅力が有った)。
反対に、恋愛の(恋愛が始まる時の)多幸感を見せてくれる映画はそれは楽しいんです。
本作はそのどちらの成分も薄かった。
監督さんの願望を投影したかのような爽やかでモテモテの主人公。周りの一見、個性的な女の人は皆、彼が好き。という設定。そういう設定に観客が入り込んで行けるほどの魅力が画作りやプロットに無かったです。
ともさかりえと、その夫婦の会話。田中圭も入った３人のシーンはずれた会話が上品なユーモアを醸し出していて良かった。
【監督今泉力哉さんからイイね！】
レビューのすぐ後にまさか監督本人からイイネ来るとは！やや否定的なレビューを書きましたが、コンスタントに作品を撮り続けるというだけで尊敬です。今後も見続けます。
