ボックボック

アイアン・シークのボックボックのレビュー・感想・評価

アイアン・シーク(2014年製作の映画)
4.0
※ネタばれ含みます※

原題は「Sheik」。つまりファンクスの仇敵、ザ・シークの自伝・・・・ではありません。新日でおなじみ、グレート・ハッサン・アラブ・ジ・アイアンシークが主人公。
話題になったので見たかったら、やっと見れました。

アイアンシークにそこまで思い入れなかったけど、全盛期の80年代アメプロ=WWFの世界進出=ハルク・ホーガンという図式に欠かせない人物であることがあらためてわかりました。

当時子供でWWFタイトル移動のモヤモヤだったものを、あっさり全部ケッフェイだと暴露するのが清々しい。
アイアンシークがいなければバックランドはタイトル移動を拒絶というのは本当なの?そんなこと許されるのかしら。
でもかつてパーレビ王朝の本物の皇宮警備隊レスリング選手だったようで、その実力は本もの。
んじゃ、全然アラブじゃねーじゃん!本物のペルシャ人。

バックランドもデクノボーにタイトル移動は嫌だが、アイアンシークならOKとのことです。

またWWF潰しを狙う邪悪な好好爺バーン・ガニア(ガニエ?って呼ぶの)からのブック破り誘惑を断ち切ったことで、ビンスの覚えめでたく、WWFでの居場所を確保できた。
アンアメリカンズの原型となった反米タッグ(ニコライ・ボルコフと)で超絶人気ヒールに。
なったまでは良かったが、その後のMr.USA・ハクソー”Hoooo!!”ジム・ドュガンとの仲良しだったことが事故でバレ、ケッフェイもばれ、

ボルコフとともに地方のどマイナーレスリングをドサ回ることに。コカインも致死量を常用するなど、どん底人生を送る中、今回の映画化をアシストしたマネージャーやアメリカ人奥さんがアシストし、奇跡のSNSコメント王として復活。

なんで今頃こんな映画ができたのか不思議だったけど、ツイッターでの発言などが人気を呼んでの復活で、ラッシャーさんのマイクアピールみたいなものか。

出てくる証言者が80年代90年代スーパースターばかりで、超豪華。ただマクマン家は誰も出ず。ここはビンスのコメントがあればもっと締まったのに。