eriiko

ダンサー そして私たちは踊ったのeriikoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いつか再訪したい大好きなトルコのお隣なので、とても興味あるかつてのグルジアであるジョージア。

東とはいえヨーロッパなので日本より寛容かと思いきや、旧ソ連だからジョージア正教(オーソドックス)ということでそりゃ保守的か。普段宗教を意識しない日本にいると分からないけど、海外はほとんどが宗教国家だから、都市部以外はひょっとして日本より保守的かもしれない。未婚のまま身籠る、離婚、中絶、同性婚などなど本人や周囲の人たちだけの問題じゃないかと思うけど、とりあえず宗教的にNGってもはや宗教ってなんなんだろう。

メラブがイラクリに惹かれていって表情がコロコロ変わっていくのが本当にかわいかった!CMBYNのエリオくんやGOCのジョニーみたい!しばらく会えない時も気になってそわそわ、指輪を握りしめるシーンでは本当に恋しい様子がよく分かった。ようやく会えたらまさかの報告に泣いてしまうところが見ていて辛かった。

幼なじみのマリとは好きというより一緒にいるのが当たり前で、切っても切れない縁なのかなと思うけど、たとえ恋をしてないとしても自分のことを分かって側にいてくれる存在がいてくれるってとても羨ましい。保守的な国じゃなくても彼女のような人といるのが最終的に一番安心するんじゃないかなとさえ思った。

ダメダメかと思ってたお兄ちゃんとのシーンは泣いた!弟を受け入れ夢を託すお兄ちゃん、なんという男気。こういうシーンに出会うために自分は映画を見てるんだなと思う。

他の方のレビューに千と千尋って書かれてて、何のことかと思ったらそういうことか(笑)ご本人が大ファンだそうで。カオナシのタトゥーには笑った。思わぬところでミヤザキフィルムの偉大さをまた知ってしまった。

勝手にバレエっぽいかと思ってたジョージア舞踊初めて見たけど、とてもダイナミックだった。
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