ダンサー そして私たちは踊ったの作品情報・感想・評価・動画配信

「ダンサー そして私たちは踊った」に投稿された感想・評価

男らしさが重んじられるジョージア舞踊。日々練習に励むメラブに突如として訪れた同性への恋心。通じ合ったかに見えた彼らの想い、ダンサーとしての葛藤、貧しい家庭環境、様々な問題に直面しながらも望んだオーディション。最後の踊りに彼の想いが詰め込まれていて気持ちのいいラストだった。
moon

moonの感想・評価

4.7
新文芸坐オールナイトのうちの1本だったけどあまりに良すぎて速攻パンフレットを買いに行った

まだ同性愛に対する風当たりが強いジョージアで、ダンサーとして貧しい家庭を支えるメレブ。"男らしさ"がなによりも尊重されるジョージア舞踏の世界に身をおきながら、新入りの男性に徐々に惹かれていく自身との葛藤と大きな決断。伝統という名の締め付けから逃れる為、大きな痛みを伴いながらも自分らしさ、未来を表現したラストのダンスが本当に素晴らしかった。

主人公は絶対30代くらいだろうな…と思ってたのに二人とも歳下だと知ってひっくり返った
kangaroo

kangarooの感想・評価

4.0
ジョージアといえばシュクルメリと、Netflixで観たジャガイモと物々交換する地方のイメージしかなかったんですが、そこにジョージア舞踊が加わりました。

いざという時に味方になってくれる周囲がいるのはまじで心強いな。

ラストのダンスシーンに主人公の決意が現れてて泣いてしまった。
あい

あいの感想・評価

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ジョージア・トビリシが懐かしくなって街並み目当てで見てみたらめちゃいいじゃん…隠れた良作…
ゾッとするような、踊るような?カメラワークが時々ある。披露宴のところとか。

あー道端で寝てるタグ付きワンコも四角い庭も懐かしい。

他の映画と比べるのあんま好きじゃないけど「君の名前で僕を呼んで」的な良さがあちこちのレビューで言及されてるのもわかる良きラブストーリー、というかヒューマンストーリー。

LGBTQに対してジョージア社会的にはあまり寛容でないのを知らなかった(むしろ自由なイメージを勝手に持ってた)から意外だった

主人公がめちゃめちゃかっこいい…コンテンポラリーダンサーなのね…
イラクリと出会ってからのメラブの表情の豊かさが、観ていて楽しくもあり、繊細で壊れてしまいそうで怖くもあった。メラブ可愛い。
理由があるにせよ人の好意を蔑ろにするイラクリに怒りを感じた。自由を気取りつつも周りの為に行動してる風だけど、結局自分勝手なだけになってる。メラブが心配になったけど幼馴染のマリが本当に良い子で救われた。

歌とか踊りとかだと楽しい経験も悲しい経験も活かせそう。でも先生方が仰るにはジョージア舞踊に必要なのは力強さのみなんだと。伝統も大切だとは思うけど、人の価値観を決して受け入れない態度が苦手過ぎた。

ジョージアの踊りも音楽もとっても素敵。メラブの最後のダンスシーンは特に美しい。
ジョージア料理も欧米や中東、アジアの影響を受けてる感じで独特。美味しそう〜。食べたくなった。

終盤でメラブのことを思って言うお兄ちゃんの台詞が切実。ジョージアは今でもかなり保守的な国らしく、この映画を製作、上映するにあたっても本国で多方面からかなりの圧力がかかったらしい。監督も役者も他のスタッフも相当な重圧だったろうな。その分、作品の熱量を感じた。
sasho

sashoの感想・評価

4.0
ジョージアという国のことを初めて知った。
民族舞踊がとにかくカッコいい、もっと知りたいってなった。
日常を平坦に描いていてよかったけど非日常的なことはもっと感情的であれば?って彼女との関係については思ってしまった。
邦題に引っ張られないように。
AN君に出会って、世界が色付く Vol. 2 No.2

2020-236
ERI

ERIの感想・評価

3.6
ジョージアは他国にも増してLGBTQに対する偏見がとっても厳しい中で作られた作品らしいです。これまた新文芸坐のスタッフさんの解説にて。

ジョージアの舞踊は男らしくあれという教えなんだって。キャスト、スタッフともに同性愛は良しもしないという風潮に毅然とした態度でつくられたもの。そういう思いも知りながら観ることの意味があるんだよね。

映画は行ったことのない世界の文化や価値観、そんな中でも真っ直ぐ前を向いて闘う人たちのことを知れるから素晴らしい。


メラブは、ジョージアの国立舞踊団でずっとトレーニングを積んできた。おうちは決して裕福とは言えず滞納しては電気を止められてしまうこともあるぐらいだ。マリとパートナーとして10歳の頃から踊り続けてきたが、ある時舞踏団に新しいメンバーが入ってきた。踊りがうまくなぜ気になる彼だった。

メラブは踊る。恋をした時も、気持ちが通じた時も、そして居場所がなくなった時も。

メラブとお兄ちゃんのシーンがとても好きだった。メラブを偏見の目でみる舞踏団の仲間全員と喧嘩して朝、どうしようもない自分から逃げられなくなってしまったメラブを抱きしめて認めて守ろうとしてくれる兄ちゃん、めっちゃいい。(普段はグダグタなのに)

メラブの部屋の壁には千と千尋のポスター。これは剥がさないでくれたのね。

メラブは踊る。自分であるために。メラブが広角を上げて笑う時、こっちまで嬉しくなるよ。
ジョージアが舞台、というなかなかお目にかかれない作品。内容は重苦しく、のめり込むというわけにはいかない。ただジョージアの踊りの特異性に触れられたのは収穫。同性愛は目新しい主題ではないが、差別と苦悩は伝わる。いい加減な兄の弟想いが印象的。"Take a Chance on Me"!
mro

mroの感想・評価

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イラクリが(恐らく)女性と結婚してしまうのは「君の名前で僕を呼んで」のオリヴァーとカブるな

ジョージアではキリスト教の保守的な考えが残っていてその観点から同性愛には否定的、みたいに紹介されるが日本なんかそういう背景もないのに、なんとなく西欧の価値観に染まったまま抜け出せないでいるよな、染めた張本人のあちらさんはその価値観から脱却していっているのに

しっかり使われてましたな、ABBA
ゆい

ゆいの感想・評価

3.5
初のジョージア映画。ジョージア舞踊も初めて知りました。かっこいい身のこなし!素敵でした。

ポスターに惹かれて観たのでダンスの話かと思ったら同性愛の物語だとは知らなかった!笑 ここまでガッツリとしたLGBTの映画観るのはアデル以来な気がします🤔微笑みが漏れるメラブが可愛くて可愛くて。トムホに似てんな。恋は盲目って感じで、ずっと目でイラクリを追ったり、思い出してニヤニヤしたり、寂しくて堪らなくなるようなひとつひとつの描写がとっても丁寧に描かれてました。マリちゃんの懐の太さよ…

やっぱり偏見は根強い。同性愛者ってだけで後ろ指さされる文化はまだまだあるんだなぁと。ラストの解き放たれたように踊るシーンがとても綺麗でした。
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