るるこ

イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-のるるこのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スティーブン・キングらしい気味悪さが出た作品。
一回見ただけではなかなか理解が追いつかず人様の考察記事を拝見してようやく腑に落ちました。

草むらの中の岩に触れることによってこの世のすべてが分かるようになる。
その代わりにどうやら草むらに囚われてしまう?
そしてなぜか草むらの中では、時間が戻っているのか別世界線へ飛ぶのか外界で起きた出来事が何度か繰り返し、草むらに入った順番も錯綜する状態。

時空と世界線の話になってくるのでややこしいけど、私は、岩に触れてこの世の全てが分かるようになる=あらゆる選択肢が導く未来(あらゆる世界線)が見えるようになる。
っていうことかなと思いました。
未来予知と未来決定に近いことなのかも。
だから岩に触れたトービンもいれば触れてないトービンもいる。カルを追いかけるロスがカルの逃げる方向を予知できる。
だから岩に触れたトラヴィスはどうすればベッキーを草むらから遠ざけられるかが分かった。

いまいち分からなかったのは、謎の草まみれの亡霊?と岩に刻まれた壁画のようなもの。
胎児を捧げることに何の意味があったんだろう…
るるこ

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