しろみさかな

キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱のしろみさかなのレビュー・感想・評価

3.4
キュリー夫人は小さい頃に伝記で読んだ気がします。かといって何した人とか、全く覚えておらず…。結果的に見終わっても、ラジウムを発見した人??という印象です。自分がめちゃくちゃ文系でなんなら化学や物理がめちゃくちゃ苦手人間だったので、終始この人は何を実験しているんだろう…と。理系の人なら楽しめたんでしょうか。女性として厳しい時代に活躍なさったのは本当にすごいなと思いました。気が強い描写もあり、このくらい強くないと功績を残せなかったんだろうなぁ…と思いました。気が強いというか、なんというか、素直で無いというか…難しい人だったんだろうなぁと(笑)
それから思っていたより鬱映画でした。ラストにかけてめちゃくちゃ暗くて辛くて、めっちゃしんどかったです。2回目見たいかと言われたら、見たく無いかもしれません(笑)悲しくて暗かったです。ちゃんと産み出してしまったものが、化学の進化で戦争に応用されてしまったところ、それによって苦悩する姿がしっかり描かれていたのが、より鬱ポイントでした。放射能によって健康を害したり、化学兵器になったり、幸せになるために作り上げたものが、意図を超えてしまう苦しさ。でももう後戻りできない、旦那さんが死んでしまって帰ってこないように。とても悲しかったです。ご興味あれば是非。
余談、なんか見ただけで理科に詳しくなった気がしました(笑)
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