Radioactive(原題)の作品情報・感想・評価

「Radioactive(原題)」に投稿された感想・評価

どど丼

どど丼の感想・評価

3.4
キュリー夫人の伝記映画兼「放射能の功罪」を問う映画。恋愛・出産から迫害・差別に見舞われたキュリー夫人の波瀾万丈の人生が夫との出会いから晩年までの期間で限定的に描かれます。原題の直訳は「放射能」。

独特なのは彼女の人生の中で放射能周りの転機があるたびに、突然未来における放射能の用途やイベントを示すシーン(癌治療、原爆、原発等)が挟まれるというもの。これらのシーンが映画のテンポを尽く掻き乱してしまっているのが致命的な難点。放射能がもたらす功罪を問うというストーリーテリングの都合上、合間に挟んだ方がメッセージの蓄積にはなるとはいえ、観づらいことは確か。研究周りの掘り下げは無いのにやたらと恋愛周りの描写で凝っているのもテーマ性をブレさせる。あくまで放射能の功罪が着地点なんだから、結婚生活はまだしも彼女が不倫してたとかいう情報は正直邪魔、どうでも良い……。ただ無かったら無かったで批判は来るのかもしれないので難しいところ(欧米圏では有名な話らしい)。

あっちこっち行くので映画的なまとまりは乏しくそれがストレスになりつつも、夫人周りの諸々や放射能についてあまり知らない人にとっては勉強になるかも。当時の女性差別や国籍差別の一端もかなり垣間見れる。ただある程度夫人のことを知っている身からすれば、これだけ人間ドラマを掘り下げるなら大学入学辺りまでの苦労や研究の詳細に触れて欲しかったかな。放射能周りの事例も誰でも知ってるレベルの話で真新しさが無い。

ロザムンド・パイクの演技は案の定素晴らしく、年月を経るごとに徐々に変わっていく彼女を見事に演じきっていました。セットも当時の雰囲気がオシャレで美しく描かれていて良い。アニャの出番は思ったより少なかった。
しおり

しおりの感想・評価

3.6
キュリー夫人について。何となくしか知らなかったのでとても勉強になり興味深い作品でした。
song

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3.4
マリ・キュリー
意外と波乱万丈な人生だったのですね。
「マリア・スクウォドフスカ」
本名らしい。
放射能の研究でノーベル賞を受賞したキュリー夫人の半生。

ロザムンド・パイクとサム・ライリーがキュリー夫妻、アナイリン・バーナード、アニヤ・テイラー・ジョイも出ていた。

女性が研究分野でもあまり良い扱いをされない時代、やはりマリー・キュリーも苦労したんだな。
同じく研究者の旦那ピエールと組んでからだんだん日の目を見るようになったのも、なんか複雑な気持ち。

ポーランドに生まれ、フランスに渡り、ラジウム発見、放射能研究のみならず、最愛の夫との別れ、自らが研究していた放射能で衰弱していくという、波瀾万丈人生だった。

偉大な研究だけど放射能は諸刃の剣だな。
他にもX線でたくさんの兵士たちを救っていたとは知らなかった。

1900年代初頭のドラマで時代を再現した映像の中に時おり入る幻想的な映像が印象的。そこで描かれているものはヘビーなんだけど。
あと、音楽もエレクトリックサウンド風で意外だった。
Mio

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4.6
Changed the world
科学は世界を変える

戦争、ヒロシマ、チェルノブイリのシーンは、ほんとに…人間とは…ずーんとなってしまう(語彙)

放射能、いい面も悪い面もあるよねって話じゃないんだ。ひえー怖いよねって話でもないんだ。
使う人間が愚かなんだ。
科学が進歩しても時が流れても同じことで、人間は愚かなままなんだ。ずーん。

映画としての救いは冒頭のラボ、半数女性だったところでしょうか。
道をひらいたんだな、と最初から。

ノーベル賞受賞式でおんなたちがまず拍手そしてブラボーのシーンはちょっとやりすぎ…なフェミしぐさに見えたけど最後のご本人登場写真みるとホントにこの時代ご苦労様でしたとしか思えない。

残念、いまもだいぶぶんの人類半分は苦しいよ。

日本公開するんだろうか。
邦題いじくったり、オンナでありツマであり気鋭の科学者そしてハハ、みたいなキャッチ、決してつけないでくれ。
まおう

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3.0
ロザムンドパイク主演のマリー・キュリーの伝記映画。彼女の半生と彼女の偉大な発見による功罪を時間軸を移動しながら描く。

新元素発見までの道のりは化学のテストで常に赤点を採り「らじ…うむ?」みたいな私でも興味をそそられ、映像として理科の授業教材に使っても面白いのでは?と思うほどテンポが良い。
しかし、突如挿入される謎のスピリチュアリズムとコンテンポラリーアートが融合したような映像や展開、彼女の発見を原爆やチェルノブイリに絡める描写、そして彼女の恋愛スキャンダルを取り入れた脚本は正直何を主軸にしたいのか、何を一番に主張したいのかさっぱりわからないとっ散らかった内容になっている。
ロザムンドパイクの熱演が素晴らしいだけに残念。
emi

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2.5
放射能の研究でノーベル物理学賞と化学賞を受賞したキュリー夫人の伝記映画。パリで苦労して研究を続けていた彼女がピエール・キュリーと出会い結婚し、共同研究でラジウムの発見や放射能の命名、不幸を乗り越えパリ大学初の女性教授になるまでを描く。広島への原爆投下やチェルノブイリの事故の映像が挿入され、彼女の発見が惨劇に繋がることが示唆されるが意図が曖昧で疑問に感じた。
20年 29本目

マリーキュリーの人生にとても興味があったので知りたい事全部分かりやすく映画にしてくれて良かった。確かに今のフェミニズムの波にピッタリの題材…。

所々、こ、こ、これはホラー映画…??と思うような怖い演出があり背筋がゾッとします。

パリのキュリー博物館に行った時にみた情報が続々出てきて満足しました。

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