Haruki

オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語のHarukiのレビュー・感想・評価

4.6
長年連れ添った夫婦が妻の癌に直面し、悩みながらも寄り添っていく姿を優しく愛おしく描いたドラマ。

過度にドラマティックな演出はせず、ひとつの夫婦の物語としてリアルに2人の感情を見つめていく。
その姿はまさしくオーディナリー。

癌を告知されてからも冗談を言い合い、一方で互いに恐怖を感じながらぶつかってしまう。

2人の愛の物語は本当に胸が張り裂けそうになる。
終わり方はこれがベストだと思う。

主演2人の演技は最高。
リーアム・ニーソンは隠れた演技派だと証明しているし、レスリー・マンヴィルはさすがの素晴らしさ。

レスリーは好きな女優だけど、『家族の庭』や『ファントム・スレッド』、『すべてが変わった日』など病んだ役を演じるイメージだった。
こんな役も似合うのは意外で良かった。
Haruki

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