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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のhymasuminのレビュー・感想・評価

4.1
実話を元にした映画はやっぱり響き方が違う。
マーク・ラファロは、弟が銃で撃たれて亡くなっているから銃規制問題にも熱心らしく、そういうことからもデュポン社問題とそれに人生を捧げたかのように闘ってきた弁護士(ロブ)を映画化しようとしたんだと思う。主演するラファロを見ていると熱い想いも伝わるかのようだった。

焦げ付かないフライパンとしてテフロン製が出た当初は、私も飛びついて買ったけど、まさか、こんな問題があったとは知らずに使っていた。

巨大すぎる企業に、一人で立ち向かったロブは、何千人もの被害者原告を救い、世界中の安全を守ってくれたけど、でもその企業は決して倒れない。外野からすれば企業が倒れてこそスカッとするものだけど、企業にとって痛くない金額で落ち着くのは観ていて少し消化不良。
巨大企業の強大な力を改めて感じさせられた映画。

アン・ハサウェイは少し煩い演技だったなー..だけど男性いっぱいの社会派映画の中では、やっぱりしっかり印象に残った。

デュポン社が完璧実名というのがすごい。企業にマイナスイメージを与えた?としたら、この映画は環境汚染の大罪にしっかり社会的制裁を与えたとも言えるかな。
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