マ帆

メリー・コルヴィンの瞳のマ帆のレビュー・感想・評価

メリー・コルヴィンの瞳(2018年製作の映画)
3.5
" 1人1人の物語を伝えたい
数字じゃなくてね"

プライベート・ウォーから。
メリーの命がけなジャーナリズムや信念が関係者の話と実際の映像から伝わってくるドキュメンタリー。

子供の遺体までもが容赦なく映し出される映像には去年みた『娘は戦場で生まれた』を思い出した。プライベートウォーに「この子がどんな罪を?」「なぜ私たちは見捨てられたのか」というセリフがあって、それに対する惨い答えがこっちの「戦争とは思えなかったよ」「なら何?」「虐殺」なんだと思った。
メリーが時に頭を抱えながら何度も言うWhat's Going onも印象的。

そしてある人物が涙をこらえながらある決心をする瞬間。あれはドキュメンタリーの醍醐味というか、奇跡だった。
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