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メリー・コルヴィンの瞳のバニラのレビュー・感想・評価

メリー・コルヴィンの瞳(2018年製作の映画)
3.7
戦争ジャーナリスト、メリーコルヴィンの半生を描く作品、過去観賞の「プライベートウォー」の本物映像となるドキュメンタリーを。
スリランカで銃撃戦に巻き込まれ左目の視力を失う悲劇、それでもシリア紛争を全世界に伝えるため戦地へと。
同行カメラマンのポールによるインタビューに合わせてコルヴィンの実際の映像をもとに描かれてます。
繰り広げられる惨劇は事実映像だからこその恐怖、もう緊張の枠を超えてて苦しくなりそうでした。
野戦病院で負傷した子供が血だらけで泣いてる姿には言葉もなくて、市民に向けられる銃弾は戦争ではなく虐殺。
取材だけじゃなくて場面毎に弱い人たちを助けるコルヴィン、逃げずに命懸けで真実を伝えようとする姿にジャーナリズムの真髄を見た。
片方の目を失明しても明るく語るコルヴィン、別の次元に存在しているたのかも。
ドキュメンタリーのジャンルとして凄かった。
高得点。
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