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旅のあとの記録
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『旅のあとの記録』に投稿された感想・評価

大傑作。自身が働く古道具店で発見したフィルム箱に入っていた、1960年代の旅行者の写真を、自由な解釈で一般化した一作。世界一周クルーズ旅行をする(ここまでは本当らしい)夫婦が撮った写真を、船内で暇になった撮影者=妻がテーマごとに選別した、という設定で、テーマごとに章立て構成になっている。石門からの天国の門と地獄の門の連想、雑草がないという欧州の地面、ベトナムとダラスの少女たち。音声によって導入される偽物の"撮影者の物語"が、視覚情報と相補的関係を築きあげることで、いともたやすく現実と交わって、目の前で別の物語になっていくのだ。そして、写真を残すこと、或いは残された写真についてというテーマが、最終的に観客と撮影者を繋げることで映画は軽々と時空を超越する(実はあれが夫かどうかすら不明らしい)。上映後のトークでは、波田野作品は文学と映像の相補的関係性の映像側からのアプローチであり、文学側からのアプローチであるゼーバルトの諸作との関連を指摘されていた。虚構によって現実が血肉を得るという意味でゼーバルト的というならば、やはりここで登場させるべきはソフィア・ボーダノヴィッチだろう。波田野監督とボーダノヴィッチの手法は一見異なるが、『Veslemøy's Song』や『MS Slavic 7』におけるレコードや手紙といった物質から歴史や感情を紐解いていった点で本作品と似ていて、『Maison Du Bonheur』における言葉と映像の相補的乖離とでも呼びたくなる関係性は、『影の由来』『内部』にも似ている気がする。