をちゃ

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のをちゃのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

千と千尋やサマーウォーズ、バケモノの子で感じたものと同じような興奮と感動を与えてくれる映画!
なんてかわいいのーーーー!!!!!

ひとりぼっちのシャオヘイを、仲間に入れてくれるフーシー。
優しい声に、温かい言葉。「ここで暮らさないか?」一人で生きてきたシャオヘイに家族ができた瞬間。その日の夜は、今までで一番温かく眠れたろうね。

そして現れるムゲン。恐ろしい強さで、フーシーたちに襲いかかる。
家族を助けようと飛びかかるシャオヘイをよそに、フーシーたちは逃げる。
【え、あ、置いてくの?!🥺】

残されたシャオヘイは、島中を駆け回り、必死に家族の名前を呼び、探し回る。(飼ってる猫とかぶってしまって涙が出そうに、、、)

着いた先は、海。そして、、、、、、一人イカダを作るムゲン。え?笑笑
何度逃げても捕まる様には笑ってしまったw
「ヤカタへ行くぞ」とぶっきらぼうに、無表情にシャオヘイへ告げ、イカダを進める。
【あ〜、それで一緒に旅をしていくうちに敵がどんどん丸く優しくなっていくやつね 笑】

ある日大荒れの波に飲み込まれそうになった時、黒い球体がイカダを包み、荒波から守ってくれた。
不思議にシャオヘイを見つめるムゲン。
お前には素質がある。と、シャオヘイを鍛錬する。

一方のフーシー一行は、必ずシャオヘイを助ける!!と誓い、激しい憤りを見せるフーシー。
なんかよくわからん仙人みたいな人に力を貸して欲しいと告げ、向かった図書館のようなところで激しいバトル。なんか図書館の主をシメる。
【ふんふん、シャオヘイを助けるために、無限を倒すために必要なんだな…!がんばれフーシー!!!】

長い長い海の旅を終え、迷いに迷った先で行き着いた島。【何者だお前たち!密漁者か?!と聞かれ、いえ迷子です。と答えるムゲン 笑笑】
無銭飲食を経て、焚き火で鳥を食べる。嫌な質問をされ、鶏肉をぺっと吐き出すシャオヘイに「食べ物を粗末にするな」とムゲン。カプリ。……ぺっ。まずかったんかーいwwwかわいwwww

とにかくこの2人のやりとりが可愛いw
ムゲンは相変わらずぶっきらぼうで無表情だし、シャオヘイはツンツン(ほんとに猫だ 笑)。

ある日の夜、ムゲンたちの仲間が現れ、ヤカタとはどんなところか聞くシャオヘイ。
人間と妖精が共存し、共に支え合って生きる場所がヤカタだという。
「そんなの信じない!人間は嫌いだ!」と突っぱねるシャオヘイ。
仲間がムゲンに「早くヤカタへ来ればいいのに、なぜそんなに遠回りをしている?」と聞くと、ムゲンは「色々見せてやりたい」という。
【……あ、これ、違うわ、ムゲン敵じゃない、いい人だこれ 笑 これフーシー、悪い人だこれww】

宿泊先のホテルで、初めて見るものばかりではしゃぐシャオヘイ。ピーーギャー!!と叫ぶシャオヘイを、ベッドに横たわりながら優しく微笑むムゲン。

ムゲンは、「お前に善悪はわかるのか」と尋ねる。何が本当で、何が嘘なのか。まだ小さなシャオヘイにはわからない。ただわかるのは、フーシーは悪い人じゃない、と信じていること。そして、ムゲンも悪い人じゃない、ということ。

街へ出て、たまたま会ったお花屋さんの妖精にお花をもらうシャオヘイ。次の瞬間にはムゲンのお耳に飾られてるお花 笑
かわいーーー。。。

その後地下鉄へ向かい、駅のホームでシャオヘイがさらわれる。
戦うムゲン。つよい。
そして、初めて人間を守ったシャオヘイ。なんて恐ろしい、あの子は危険だと囁かれる中、少女が「ありがとう」と伝える。
きっと、初めて感謝された。「………別に。」とぶっきらぼうに言い、ムゲンの後を追う。「モテモテだな?」とムゲン。かわいい、、、。

直後、フーシーたちが現れ、一瞬でシャオヘイを連れ去ってしまう。列車で襲ってきた奴らはグルだった。同時に線路を爆破され、列車に乗った人たちを助けざるを得ない状況。「必ず助けにいくから…!!!」フーシーたちは消えてしまった。

再びフーシーに巡り会えたシャオヘイに、フーシーは自分の過去を話し始める。

ここは、俺の故郷だ。昔は大きくて綺麗な森だったと。そこは妖精が自由に暮らし、人間が暮らしはじめた当初も、楽しかった。彼らは自然を大切にし、共存していたと。
しかし人間の文明は進み、森林は伐採され、工場が建ち、大気を汚染する。
彼はそれが許せなかった。なぜ我々が自由に暮らせない?なぜ隠れてひっそりと生きねばならない?と。

シャオヘイは言う。
「人間は悪いやつなのか。もう一度、共に暮らしていくことはできないのか」

「フーシーは僕を利用するために優しくしたの?」

無言のフーシー。

そしてフーシーは、シャオヘイを木で捕らえ、「そうしていつか、どこにも入れなくなるんだ」と言い、シャオヘイの空間能力を奪う。
【その時、ずっと松岡さんのキャラが「フーシー!!やめてくれ!!俺が説得するから!!お願いだ!!やめてくれ!!」と叫んで止めに行こうとするのを、斉藤壮馬がずっと抑えていた。後に出てくるが、彼らの計画ではシャオヘイを仲間に取り入れ、彼自身に能力を使わせるつもりだったと。しかし、シャオヘイがムゲンと出会ってしまったことで、シャオヘイは変わってしまう。だから、能力を奪うしかなくなった。ずっと松岡さんはシャオヘイを大事に扱ってくれていたので、このシーンは本当に泣けた。彼は本当にいい子なんだなぁと、、。】

ムゲンが現れ、シャオヘイを救出するも、能力を奪われたことにより衰弱し、どんどん弱まるシャオヘイ。
必ずフーシーを倒すと誓い、フーシーの元へ飛び立つ。
「シャオヘイには、僕しかいないから。」
【アーーーーーーー!!!!!!!好き!!!!!!!!!エモとはまさにこのこと!!!!!!】

フーシーは、街を領域展開して全てをぶち壊すつもりだった。
ムゲンは領域に入り込み、激しい戦闘を繰り広げる。
すると、なんと衰弱しきっていたシャオヘイが、目の前に現れた!(のちの説明だと、彼は領域を2つ持っていたらしい!)

ムゲンと共に戦うシャオヘイ。「シャオヘイ、力を貸してくれ。」あんなに強い彼が。彼に言うのだ。
領域はすでにシャオヘイのものとなり、バトルの末敗北するフーシー。

「ヤカタで、しっかりと考えろ」と諭すムゲン。
「フーシー、、?」と呼びかけるシャオヘイ。

「ずっと考えていた。
俺は、ここにいたい。」

そして彼は、大きな、大きな樹になった。
昔大好きだったこの場所で、ずっと生きていたかった。それが、彼の望みだった。

「どうせ伐採されるのに」「有料の公園になるさ」と周りは言う。
でも、それでもこれが彼の答えだったのだ。


無事に戦いを終え、ヤカタを訪れるシャオヘイ。
はしゃぐシャオヘイ。それを見て、安心したように立ち止まるムゲン。
「ここで、サヨナラだ。」
ヤカタにいる妖精たちは、人間であるムゲンを嫌うものも多く、ここには入れないと言う。
(共存、といっても、まだはばかりがあるのを感じる)
ムゲンとの日々を振り返るシャオヘイ。そこには、彼が与えてくれた、無償の愛がたくさん詰まっていた。

「シショオーーーーー!!!!!!!」

ハッッと振り返るムゲン。

「僕も師匠と一緒に生きたい!!!」

「……………もちろんだ!」



あーーーーーーなんてハピエン!!!!!!!!!!!!!
悪者がいないよこれは、フーシーも、悪くないよ、悪いのは、自然を守れない私たち人間だ、、、、!!!!!!!!!!!
でもほんとに、ほんとにかわいい作品。
ムゲンの無愛想で無表情の中に垣間見える人間味ある天然がかわいくてかわいくてかわいくてたまらんーーーー!!!!!

そして私が思ったのは、「おいで」の言葉。
ムゲンのおいでは、自分をちゃんと待っていてくれる、愛のあるおいでだなと思った。
なんか、彼の愛が出ていていいなと思った。本当に優しい。優しさが溢れている。

終始キュンキュンが止まらない。愛のあるお話でした。2回目見ます。Blu-rayほしいです。


追記

最初の、シャオヘイが悪そうな人間に追いかけられて逃げるシーン。あれは列車で金髪の子が人間を操っていたように操られた人間で、彼らに襲わせてフーシーが助けるという、フーシー側の計画だったのかなと思った。シャオヘイが人間を嫌いになるように、わざと人間に襲わせたと。
をちゃ

をちゃ