久々のイラン映画、この国からは色々と
カルチャーショックを感じられてええね。
警察の圧力のかけ方の凄まじさはもう、
日本の警察がお遊戯に見えるレベル。
「これはひどい」と最初は思うも、この国で
警察をやっていくにはこうせざるを得ない、
ってのがひしひしと感じられます。
あとなんかもう、色々と「密です」
連行する時にしても留置場にしても、
あまりの密度の多さにビビる。
よく酸欠&圧死しないなーと感心する。
常に誰かしらと激しい言い合いをしてる
映画なんだけど、特に感心したのが
悪人側の自己正当化っぷり。
麻薬王の「家族のため金のため貧困のせい、
だからしゃーない!だけど家だけは許して!」
という言い訳にもなんやねんコイツやし、
お子様が証拠映像を突きつけられてるのに
息をするように嘘をつくシーンにも啞然。
こいつの親も見事にクソやし。
罪の感覚がまるっきり違うのかな?
ま、色々と勉強になる映画。
ラストのアレも必見、日本とは違うなー。