ツナ缶

ウォッチメン アルティメット・カット版のツナ缶のレビュー・感想・評価

4.0
原作がV フォー・ヴェンデッタのアラン・ムーアなので、一癖も二癖もありそうだと見てみたら実におもしろかった。

あらすじは、ウォッチメン(スーパーヒーロー)のコメディアンが何者かに殺害され、それをヒーロー狩りじゃないかと調べ始めるロールシャッハ。ロールシャッハは引退したヒーローたち、ダニエル(ナイトオウル)、ヴェイト(オジマンディアス)、Dr.マンハッタン、ローリー(シルク・スペクター)、に声をかけていく、事件の解明と共に、ヒーローとは?人間とは?平和とは?みたいな問いかけがある…。
ヒーロー物ではあるんだけどドロドロとした人間臭さや、何を持って平和かが描かれてて、登場するヒーローだけでアメリカの傲慢だったり、欺瞞だったり、身勝手さだったり、本質が見事に表現されている、妥協しないロールシャッハの生き様がかっこいい。
原作のアラン・ムーアがイギリス人だから皮肉を込めてアメリカの姿を描き出しているんだと感じる。

残念な点はアルティメット・カット版は長すぎる…アニメのシーンは別になくてよかった気がするから、見るならディレクターズ・カット版でいいかも?。
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