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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのIdeonのレビュー・感想・評価

4.5
ミステリオの悪辣な罠にかかったピーターは、ロンドンブリッジ破壊の首謀者として正体を暴かれてしまう。マスコミの餌食になった彼は住む場所もない。それどころか、友人のネッドやMJにも被害が及ぶ。ピーターは悩み抜いた末にドクターストレンジの助けを借りることにする。全ての人がスパイダーマンの正体を忘れる魔法をかけてくれというのだ。ところが、希望通りに魔方陣を描いた瞬間、ピーターの気持ちがブレてしまい、魔法は失敗、ピーターの正体を知る者を異世界からも呼び寄せてしまうのだった…というお話。
スパイダーマンのファンを長年続けていれば、いるだけ楽しめる夢のような作品である。旧シリーズと比べると明るくお気楽な雰囲気だったトムホ版もここに来て苦い展開となってしまうが、これぞスパイダーマンの真骨頂という感じだ。少年時代、仮面ライダーV3を見ていて感じた興奮とほぼ同じ感覚を、まさか、スパイダーマンで味わうことができるとは思わなかった。全てのスパイダーマンファンが満足できるに違いない素晴らしい脚本である。
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