デベデイ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのデベデイのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

いいかね君たち!!!この映画で1番いいシーンはアンドリューガーフィールドがMJを助け出すシーンだぞ!!!!(諸説あり)

と一言だけというのも寂しいので感想。無限に語れることあるが、この映画を一言で言うと「救済」だと思う。ヴィランたちやスパイダーマンズにとっての救済なのはもちろんだけど、私たち観客にとっての。

スパイダーマンは制作側の都合で何度もリブートされてきた。観客それぞれに自分だけの「マイベストスパイダーマン」がいたと思う。因みに僕にとっては「アメイジングスパイダーマン2」でした。

すっごく好きなのに、今やってるスパイダーマンは彼じゃない…大声で「あのスパイダーマンが好きなんだ!!」って叫びたいのにもう見られない。そんなやるせない思いを抱きながら、新しいスパイダーマンを愛すしかないのかな、そんなめんどくさいファンにとっての救済だった。

それからもう一つ、ヒーロー映画に新しい形での救済を与えたんだと思う。アメコミでも特撮でもそうなんだよ…敵役に愛着湧いて、心が通じ合って、それでも最後は救えない…そんな作品に心引き裂かれつつも同時に深い愛着を抱いてしまう。それがヒーロー映画の当たり前だって割り切って楽しんでいた。

それを…一度は救えなかったヴィランたちと再び対話し、わかり合う…本当はやっちゃいけないんだ。ヒーローたちが悩みながら出した結論をふいにするなんてことは。それでも見たかった。彼らが肩を組み笑い合うところを!

なんというか本当に、ありがとうございました。
デベデイ

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