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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

@IMAXレーザー

興奮した。エンドゲーム以降では特に。アクションシーンやCGは最早定型通りで食傷気味なものの、冒頭の長回しから、度々言及される「3」(デ・ラ・ソウル!!!)、赤と緑の配置等々見るもの多数。特に素晴らしいのは「見ること」の演出でそれが「生きること」に繋がる様は映画的としか思えなかった。MJの手を振る動作と相まり、ドクターストレンジとスパイダーマンの最後の頷きにも泣かされた。

来た人が帰り、覚えてたものを忘れるだけという最高のプロット。歴代のスパイダーとヴィランのそれぞれの隙間を埋める場面作りも素晴らしい。自由の女神像の組み立てがシールドで破壊され、そのシールドの上で憎しみや失われた道徳心と葛藤するというあまりに象徴的な場面は色々な意味で印象に残った。

本作の象徴でもありハイライトでもあるウィレム・デフォーは最高だった。最後のスパイダー達の逢瀬のシーンでピントぼかされたまま呆然と座らせられてるのは流石に可哀想だった。ソニーのロゴが出た時点で誰が出るかは心構えができていたものの、いざ出るとやっぱりドキドキしてしまう。しかしこのドキドキも利権上の問題やディズニー傘下による大企業故の達成と思うと手放しで楽しんでいいのか複雑。。。

本作を映画としてみていいかわからないので点数は省略。でも映画館で起きた最高のイベントだとは思う。we are happy to serve you
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