このレビューはネタバレを含みます
最初のシーン。川を大きな船がゆく。そこで、インディアンらしき女性が土を掘り、並んで髑髏を見つける。この映画は、そのいまをまず観客に見せ、そこに辿り着くストーリーを進めていく。
終わりのシーンが、最初のシーンにつながっているのだ。
ハリウッド映画というと、キャプテンアメリカのような強いアメリカをイメージしてしまうが、ほんとうのアメリカは、この映画に出てくるような粗野な、そして乱暴者のアメリカ人が、作った国なんだよなあ、と思わず膝をうつ。
いまのアメリカは、世界から富を求めて集まってきた無名の人たちによって作られた国なんだと改めて思う。
国がどうこうよりも、友情。監督の意図がヒシヒシと感じる映画だったなあ。