東京マクラ

ジャンゴ 繋がれざる者の東京マクラのレビュー・感想・評価

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)
3.8
タランティーノ監督の作品の中では脚本がしっかりしている印象です。なるほどと唸る演出や緊張感のあるシーンの連続で165分という長い時間を感じさせない作品になっています。

黒人奴隷であり本作の主人公であるジャンゴを導く、キング・シュルツのキャラクターが最高でした。クールな性格の中にある彼なりの哲学と熱い一面に胸打たれました。

ラストの展開はタランティーノ節も炸裂し、乱れ撃つ銃撃戦と吹き荒れる血しぶき、襲ってくるカタルシス。鑑賞後にはテーマソングを聞きながら「ジャンゴ〜」と思わず口ずさんでしまう程の爽快感。

タランティーノ監督の作品は映画ネタが散りばめられていたり、一見さんお断りの空気感があるので敬遠している方もいると思いますが、上映時間にだけ目を瞑れば監督の作品の中では見やすい一本だと思いますので、触れたことがない人にもおすすめです。
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