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ジャンゴ 繋がれざる者のtaikingのレビュー・感想・評価

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)
5.0
作品研究のテーマとして選んだため久しぶりの鑑賞。やっぱりタランティーノが大好きだと確信。

黒人奴隷という負の歴史をかなり残酷に描き出しているのにも関わらず、最終的にタランティーノ流エンターテイメントとして最高の形に収めていく作りが本当に完璧。残酷さや緊張感が全てラスト30分で解放されていく気持ちよさ。映画にしかできない快感。

黒人ガンマンが活躍する珍しい西部劇、という面白いフォーマットでもあるし、囚われの姫を救出するファンタジーのようでもある。ジャンゴとブルームヒルダの関係性がとても御伽噺のようで美しい。

この作品は助演陣も本当に完璧で、2作連続アカデミー受賞のクリストフ・ヴァルツはもちろんのこと、レオ様やサミュエルが本当に嫌なやつだし狂気も感じる。本当に素晴らしい。

2020.7.15 1回目
2021.11.8 2回目
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