このレビューはネタバレを含みます
この映画にどこまでを求めるかによって感想も評価も変わってくるように思う。
短編に引きずられて、本編始まった時に「待って。ちょっと一回休憩挟ませて」ってなった。
短編は、SKIN(肌の色)だけで人を評価し、本質を見ることができなかったから、子どもへもそういう教育が与えられた。
結果、本当の意味で報復された。
本編は自分を縛り付け、時に安心材料となっていたSKIN(タトゥー・家)からの脱却。
大切な人ができたから改心する。
というか、世の中の言う正しい道に軌道修正する。
文字通りまっさらに生まれ変わって。
拾われた家が普通じゃなかったから、そういう教育を受けてきた。
だけど普通じゃないことはわかっていて、わかった上で抜け出すほどのきっかけはなかった。
ただそれだけなのかもしれない。ただそれだけが希望。
共に過ごしたい人がいるってかなりエネルギーのいる想いだと思うので、わたしには十分なきっかけのように思う。
今まで、避けてきたタイプの映画だったかなあと思うし、これからも積極的には関わらない映画だと思うけど、観てよかった。